Jonathan Loucks氏の、
Rogue Report - Opposite Day
http://strategy.channelfireball.com/featured-articles/rogue-report-opposite-day/
からつまみ訳。ドラフト2回の感想とそれに基づいた各色のコモントップ3.
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ROEの初ドラフトだ。一般的なアーキタイプはレベラーかエルドラージデッキかなと考えつつも、どんなカードをピックすればいいのか見当がつかない。初手は・・・微妙かな?見るカード見るカードが4手目くらいにピックできるカードに見える。
結局できたデッキはかなり前のめりの青黒アグロ。
2/1が2体に3/1が三体、それと血の復讐やナルコレプシーなんかの軽い除去。
加えてRebound付きのクリーチャーをアンブロッカブルにするDistortion Strike、X体タップするReality Spasmとドレイクの陰影。さらにChampion’s Drakeとレベルカウンターを2個置くクリーチャー。8マナまでマナ域を持っていこうと一度は考えた。でも、ゆっくりな環境?へへ、オレのデッキはうまくいくに違いない!
いやあ、ゼンディカーとは逆なんだね。
こちら後手でNull ChampionからVenerated Teacherの動きをしたところ、相手から飛んできたのは・・・Staggershock!ドッギャーン!なんてこった
この環境のタフネス2以下のクリーチャーと縁を切ることを誓った。Staggershockのある環境下で、2マナ域に信頼を置けるかい?そうでなくても、オレの3体の生物がWrap in Flamesで壊滅したこともあった。
以下がROEのコモン除去のリストだ
Flame Slash
Goblin Arsonist
Guard Duty
Heat Ray
Leaf Arrow
Smite
Vendetta
Spawning Breath
Narcolepsy
Puncturing Light
Shrivel
Induce Despair
Last Kiss
Staggershock
Bala Ged Scorpion
Wrap in Flames (※こう見ると、なかなか豊富ですね)
ちくしょう!3マナ以上の除去は5枚だけじゃないか!
ROEはコンフラックスのFiery FallやローウィンのWeed Strangleが幅を利かせるフォーマットじゃなくて、Flame Slashとナルコレプシーのほうなんだ。軽くなくても、2マナ1点トークン付きや、3マナのInduce Despairだってある。
青白相手にはDistortion StrikeとReality Spasmで、さっさと勝つことができた。ただ、Staggershockを搭載している相手にはゲームにならなかった。
赤緑相手には、相手の土地が2枚で詰ったゲームしか勝てなかった。2対1交換の除去はなかったが、軽くてデカい壁が悪夢だった。
ドラフト2度目、こうなりゃデカブツデッキだ!ピックするのはマナ加速とデカブツだ。
この戦略はうまくいったように見えた。初手は緑の3マナで土地とトークンを場に出すソーサリー。ちょっと早すぎたかも。この戦略で悩んだのは、デカブツとマナ加速の点数付けで、どのタイミングで双方のどちらかをピックすべきか判断できなかったことだった。
後のパックでかなり悩んでHeat Rayをピックした。最終的に、デカブツ、マナ加速。除去という構成のデッキが完成した。この構成がベストという自信は無い。
1 Enclave Cryptologist
1 Mnemonic Wall
1 Sea Gate Oracle
1 Flame Slash
1 Spawning Breath
1 Ogre Sentry
1 Vent Sentinel
1 Heat Ray
2 Ancient Stirrings
1 Joraga Treespeaker
1 Daggerback Basilisk
1 Overgrown Battlemant
2 Growth Spasm
1 Kozileks Predator
2 Pelakka Wurm
3 Ulamogs Crusher
2 Prophetic Prism
1 Dreamstone Hedron
9 Forest
5 Mountain
2 Island
2人の青白プレイヤーを容易く撃破した。気を付けるべきだった呪文はバウンスと防衛持ちにするエンチャントだったけどボードに影響は与えないし、マスト除去はDawnglare Invokerだけだった。ペラッカのワームはフィニッシャーだった。
ただ、落とし子に特化したデッキに負けた。彼は落とし子トークンを場に出すカードをかき集めつつ、トークンに+2/+1修正を与えるBrood wardenを2体ピックした。こちらのUlamog’s Crusherたちを戦闘でも圧倒した。Brimstone Mageは頭痛のタネだった。
3ゲーム目、こりゃワームとUlamog’s Crusherを高速展開するしかないと判断。成功。さらにCrusherをおかわり。相手の場にはちっこいティムだけ。が、そのとき相手が唱えたのはRebound付きの接死インスタントVirulent Swipe。Crusherが一体死亡。さらに相手のターン、ワームが死亡。冗談だろ!
デカブツはデッキに何体必要だろう。最低でも4体は必要だと思う。
マナ加速はボードに影響を与えるカードがいい。
Ancient Stirringsは強かった。土地を持ってこれるなんて、つええよ。
Prophetic PrismsとEvolving Wildsは、緑メインでないデッキでも色をタッチしやすくする。
ダブルシンボルのカードは少ないから、血の復讐やHeat Rayなどの優秀スペルをタッチできるようになるのはいいことだね。
さて、各色のコモンのトップ3だ。
白
1)Dawnglare Invoker (8マナで相手生物フルタップ)
2)Knight of Cliffhaven (レベル1で2/3飛行)
3)Totem-Guide Hartebeest (オーラをサーチしてくる生物)
この環境の白は好きじゃなくて、決めるのが一番難しい。除去が無い。Repel the DarknessやHyena Umbraなんていう速攻戦略向けのカードもあるが、除外した。
Dawnglare Invokerはマジで強い。勝利に導いてくれるのは、回避能力だ。
Knight of Cliffhavenは高性能な生物だ。2位という順位には賛同してもらえるだろう。3位の生物も、Drake Umbraや、ナルコレプシーなどの除去オーラも持ってこれる。
青
1)Narcolepsy
2)Deprive
3)Venerated Teacher / Champion’s Drake
青の一位は簡単、平和な心だ。エルドラージ生物への解答になる。2位の土地を戻さなきゃいけない対抗呪文の順位が高いのも、重量スペルに軽いマナコストで対処できるから。
レベラーに依存する生物が3位なのは、Staggershockを考慮して。
4体生物をタップすると3ドローできるShared Discoveryは、そのカード専用のデッキ構築をすれば強力だ。
黒
Black
1)Vendetta
2)Dread Drone?
3)Gloomhunter?
正直に言うと、黒は何がしたいのかわからない。1マナ除去の血の復讐が1位なのは簡単。2位以降はどんぐりの背比べに見えちゃう。重いレベラー、無残な除去呪文、Wrap in Flamesで死んじゃう中マナ域の生物群。どうやってドラフトすればいいのか誰か教えてくれ。血の復讐、Dread Drone、トークンを殺すShrivel、あとは何?
赤
1)Staggershock
2)Emrakul’s Hatcher
3)Flame Slash
順位は除去で独占されると予想しただろうけれども、Emrakul’s Hatcherが気に入っていてね。
次点はBrood Birthing。
赤はいい色だ。インスタントかソーサリーを唱えたら+3/+0修正がかかるKiln FiendはRebound呪文と相性がいい。まあアグロ戦術は気に入らないんだけど。
残りの壁や生物も揃って悪くない。
緑
1)Kozilek’s Predator
2)Nest Invader
3)Overgrown Battlement
4)Growth Spasm
マナに関するカードが上位になった。一番やりたい色だな。
3位のぶどう棚は、Vent Sentinelデッキの最高のパートナーだ。
アグロ戦略を憎んだけど、実際は良い戦略であることは間違いない。それはWrap in FlamesかStaggershockにかかっている。防衛持ちが幅を利かせているこの環境では、飛行は偉大だ。
アグロ戦略が花開くのは、Kiln Fiendが中心になったときだとしても驚いたりなんかはしないぜ。
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上記の記事からわかった現段階で存在するアーキタイプはレベラーデッキ、デカブツデッキ、落とし子デッキ、壁デッキ。ROEは様々なアーキタイプを構築できるフォーマットなんですね。これからの展開に期待!
Rogue Report - Opposite Day
http://strategy.channelfireball.com/featured-articles/rogue-report-opposite-day/
からつまみ訳。ドラフト2回の感想とそれに基づいた各色のコモントップ3.
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ROEの初ドラフトだ。一般的なアーキタイプはレベラーかエルドラージデッキかなと考えつつも、どんなカードをピックすればいいのか見当がつかない。初手は・・・微妙かな?見るカード見るカードが4手目くらいにピックできるカードに見える。
結局できたデッキはかなり前のめりの青黒アグロ。
2/1が2体に3/1が三体、それと血の復讐やナルコレプシーなんかの軽い除去。
加えてRebound付きのクリーチャーをアンブロッカブルにするDistortion Strike、X体タップするReality Spasmとドレイクの陰影。さらにChampion’s Drakeとレベルカウンターを2個置くクリーチャー。8マナまでマナ域を持っていこうと一度は考えた。でも、ゆっくりな環境?へへ、オレのデッキはうまくいくに違いない!
いやあ、ゼンディカーとは逆なんだね。
こちら後手でNull ChampionからVenerated Teacherの動きをしたところ、相手から飛んできたのは・・・Staggershock!ドッギャーン!なんてこった
この環境のタフネス2以下のクリーチャーと縁を切ることを誓った。Staggershockのある環境下で、2マナ域に信頼を置けるかい?そうでなくても、オレの3体の生物がWrap in Flamesで壊滅したこともあった。
以下がROEのコモン除去のリストだ
Flame Slash
Goblin Arsonist
Guard Duty
Heat Ray
Leaf Arrow
Smite
Vendetta
Spawning Breath
Narcolepsy
Puncturing Light
Shrivel
Induce Despair
Last Kiss
Staggershock
Bala Ged Scorpion
Wrap in Flames (※こう見ると、なかなか豊富ですね)
ちくしょう!3マナ以上の除去は5枚だけじゃないか!
ROEはコンフラックスのFiery FallやローウィンのWeed Strangleが幅を利かせるフォーマットじゃなくて、Flame Slashとナルコレプシーのほうなんだ。軽くなくても、2マナ1点トークン付きや、3マナのInduce Despairだってある。
青白相手にはDistortion StrikeとReality Spasmで、さっさと勝つことができた。ただ、Staggershockを搭載している相手にはゲームにならなかった。
赤緑相手には、相手の土地が2枚で詰ったゲームしか勝てなかった。2対1交換の除去はなかったが、軽くてデカい壁が悪夢だった。
ドラフト2度目、こうなりゃデカブツデッキだ!ピックするのはマナ加速とデカブツだ。
この戦略はうまくいったように見えた。初手は緑の3マナで土地とトークンを場に出すソーサリー。ちょっと早すぎたかも。この戦略で悩んだのは、デカブツとマナ加速の点数付けで、どのタイミングで双方のどちらかをピックすべきか判断できなかったことだった。
後のパックでかなり悩んでHeat Rayをピックした。最終的に、デカブツ、マナ加速。除去という構成のデッキが完成した。この構成がベストという自信は無い。
1 Enclave Cryptologist
1 Mnemonic Wall
1 Sea Gate Oracle
1 Flame Slash
1 Spawning Breath
1 Ogre Sentry
1 Vent Sentinel
1 Heat Ray
2 Ancient Stirrings
1 Joraga Treespeaker
1 Daggerback Basilisk
1 Overgrown Battlemant
2 Growth Spasm
1 Kozileks Predator
2 Pelakka Wurm
3 Ulamogs Crusher
2 Prophetic Prism
1 Dreamstone Hedron
9 Forest
5 Mountain
2 Island
2人の青白プレイヤーを容易く撃破した。気を付けるべきだった呪文はバウンスと防衛持ちにするエンチャントだったけどボードに影響は与えないし、マスト除去はDawnglare Invokerだけだった。ペラッカのワームはフィニッシャーだった。
ただ、落とし子に特化したデッキに負けた。彼は落とし子トークンを場に出すカードをかき集めつつ、トークンに+2/+1修正を与えるBrood wardenを2体ピックした。こちらのUlamog’s Crusherたちを戦闘でも圧倒した。Brimstone Mageは頭痛のタネだった。
3ゲーム目、こりゃワームとUlamog’s Crusherを高速展開するしかないと判断。成功。さらにCrusherをおかわり。相手の場にはちっこいティムだけ。が、そのとき相手が唱えたのはRebound付きの接死インスタントVirulent Swipe。Crusherが一体死亡。さらに相手のターン、ワームが死亡。冗談だろ!
デカブツはデッキに何体必要だろう。最低でも4体は必要だと思う。
マナ加速はボードに影響を与えるカードがいい。
Ancient Stirringsは強かった。土地を持ってこれるなんて、つええよ。
Prophetic PrismsとEvolving Wildsは、緑メインでないデッキでも色をタッチしやすくする。
ダブルシンボルのカードは少ないから、血の復讐やHeat Rayなどの優秀スペルをタッチできるようになるのはいいことだね。
さて、各色のコモンのトップ3だ。
白
1)Dawnglare Invoker (8マナで相手生物フルタップ)
2)Knight of Cliffhaven (レベル1で2/3飛行)
3)Totem-Guide Hartebeest (オーラをサーチしてくる生物)
この環境の白は好きじゃなくて、決めるのが一番難しい。除去が無い。Repel the DarknessやHyena Umbraなんていう速攻戦略向けのカードもあるが、除外した。
Dawnglare Invokerはマジで強い。勝利に導いてくれるのは、回避能力だ。
Knight of Cliffhavenは高性能な生物だ。2位という順位には賛同してもらえるだろう。3位の生物も、Drake Umbraや、ナルコレプシーなどの除去オーラも持ってこれる。
青
1)Narcolepsy
2)Deprive
3)Venerated Teacher / Champion’s Drake
青の一位は簡単、平和な心だ。エルドラージ生物への解答になる。2位の土地を戻さなきゃいけない対抗呪文の順位が高いのも、重量スペルに軽いマナコストで対処できるから。
レベラーに依存する生物が3位なのは、Staggershockを考慮して。
4体生物をタップすると3ドローできるShared Discoveryは、そのカード専用のデッキ構築をすれば強力だ。
黒
Black
1)Vendetta
2)Dread Drone?
3)Gloomhunter?
正直に言うと、黒は何がしたいのかわからない。1マナ除去の血の復讐が1位なのは簡単。2位以降はどんぐりの背比べに見えちゃう。重いレベラー、無残な除去呪文、Wrap in Flamesで死んじゃう中マナ域の生物群。どうやってドラフトすればいいのか誰か教えてくれ。血の復讐、Dread Drone、トークンを殺すShrivel、あとは何?
赤
1)Staggershock
2)Emrakul’s Hatcher
3)Flame Slash
順位は除去で独占されると予想しただろうけれども、Emrakul’s Hatcherが気に入っていてね。
次点はBrood Birthing。
赤はいい色だ。インスタントかソーサリーを唱えたら+3/+0修正がかかるKiln FiendはRebound呪文と相性がいい。まあアグロ戦術は気に入らないんだけど。
残りの壁や生物も揃って悪くない。
緑
1)Kozilek’s Predator
2)Nest Invader
3)Overgrown Battlement
4)Growth Spasm
マナに関するカードが上位になった。一番やりたい色だな。
3位のぶどう棚は、Vent Sentinelデッキの最高のパートナーだ。
アグロ戦略を憎んだけど、実際は良い戦略であることは間違いない。それはWrap in FlamesかStaggershockにかかっている。防衛持ちが幅を利かせているこの環境では、飛行は偉大だ。
アグロ戦略が花開くのは、Kiln Fiendが中心になったときだとしても驚いたりなんかはしないぜ。
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上記の記事からわかった現段階で存在するアーキタイプはレベラーデッキ、デカブツデッキ、落とし子デッキ、壁デッキ。ROEは様々なアーキタイプを構築できるフォーマットなんですね。これからの展開に期待!
コメント
>へへ、オレのデッキはうまくいくに違いない!
体を張った見事な死亡フラグですねw読んだ瞬間笑ってしまいました。
正直WrapinFlamesとStaggerShockは使い勝手が良すぎて怖いです。
きっと日本全国にもJonathanと同じ目に合ったいるでしょうし、これからも増え続けると思います。
全体的にかなり環境を適切に判断されていると思いました(たったの2回で!)
ただ、白の評価に関してはかなり厳し目ですね。
個人的にはかなりやれる子だと思っています。
こう言う記事を読むとモチベーションがあがります。
今から週末が待ち遠しいです。
赤のStagger shockは緑相手でもタフネス2以下にはアンコモン以上にマナエルフや象トークン製造生物なんかがいて、撃つ対象には困らないですよね。
マナ加速か生物か、という選択はアラーラブロックのドラフトを彷彿とさせますね。