Lucas Siow氏の記事

Feature Article - Building a Better Scapeshift
http://strategy.channelfireball.com/featured-articles/feature-article-building-a-better-scapeshift/

からつまみ訳。

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Ben Stark のデッキは十分なカウンターがなく、青いデッキにもろかったので、青絡みのデッキを考慮して、改良した。Zooには強いが、他のコンボデッキと比べて、赤バーンには弱体化した。

 ※訳注 世界選手権でのBen Stark氏の風景の変容デッキは以下

 4 Steam Vents
 4 Forest
 3 Island
 1 Mountain
 2 Misty Rainforest
 2 Flooded Grove
 1 Breeding Pool
 4 Stomping Ground
 2 Valakut, the Molten Pinnacle 

 4 Sakura-Tribe Elder
 4 Wood Elves
 4 Coiling Oracle 

 4 Repeal
 4 Peer Through Depths

 2 Cryptic Command
 4 Remand

 3 Harrow

 4 Firespout

 4 Scapeshift

 Sideboard
 3 Fracturing Gust
 3 Negate
 3 Ravenous Trap
 3 Threads of Disloyalty
 2 Ghost Quarter
 1 Engineered Explosives

  ちなみに、Ben Stark氏自身の改良は、以前日記でつまみ訳しました。
   【エクステンデッド】  Ben Starkの風景の変容/Scape Shift とそのサイドボーディング     【つまみ訳】
   http://driftking.diarynote.jp/201001011914453981/

コンボから身を守り、時間を稼ぐ青いカードを投入。デッキリストは以下。

土地
4 Stomping Ground
4 Steam Vents
4 Forest
4 Island
2 Flooded Grove (謎めいた命令の詠唱のため)
2 Valakut
1 Mountain
2 Breeding Pool

マナ加速
4 Coiling Oracle       (弱い状況が無い)
4 Sakura Tribe Elder
4 Search for Tomorrow
4 Wood Elves

フィニッシュカード
4 Scapeshift

カウンターとサーチ
4 Ponder           (1ターン目の動きとして)
4 Peer Through Depths  (風景の変容だけでなく、サイドボードのカードもサーチ可)
2 Electrolyze
3 Cryptic Command
4 Remand

サイドボード
2 Boseiju, Who Shelters All (相手の幽霊街には注意。)
2 Gigadrowse (相手のデッキの青マナのタップアウトに。)
2 Firespout
1 Rude Awakening (リムーブスペルに対する別の勝ち手段に。)
3 Ravenous Trap
2 Shadow of Doubt (サーチをできなくする。けちコンとミラーマッチに。)
2 Repeal
1 Into the Roil (ガドックや翻弄する魔道士へ。ルーンの光輪にも触れる。)


土地

フェッチランドの不採用

 ライフの損失を抑えるため。また、12枚のマナ加速カードがあるので、必要がない。始めの5ターンで土地を4・5枚引く必要があるので、フェッチランドによるデッキ圧縮も好ましくない。だが、カルニの心臓の探検を採用するのなら、また話は違う。

9枚の基本地形

 血染めの月に対して。だが、きついことには変わりがない。

マナ加速の不採用カード

カルニの心臓の探検:終盤に引くと都合が悪い。また、フェッチや砕土の詠唱を強いるが、砕土がカウンターされると非常にきつい。

不屈の自然・北方行: 確実に土地を置けるが、チャンプブロッカーとして運用ができない。

未開の狩り: 4マナと重いが、メタゲームにより採用の可能性がある。頭蓋の摘出や思考の大出血をされた場合の別の勝ち手段を与える。しかし、序盤を支えるカードではない。


青いカードの不採用カード

撤廃:謎めいた命令を投入するため。1マナ圏の多いZooには弱くなるが、このデッキの目的は青絡みのデッキに強くなること。

炎渦竜巻: 電解を入れるため。インスタントであることと、ガドックティーグと翻弄する魔道士、ヴェンディオン三人衆を殺すことができる。マグマジェットとどちらが良いか議論があるが、これは趣味。

プレイングの要点

3枚以上の山を引いたら、迂闊にプレイしない。

初手に思案と明日への探索があった場合は、後者をプレイする。理由は、迅速に4マナに到達するため(差し戻し+深淵の覗き見、謎めいた命令)。

青いデッキに対しては、手札に風景の変容が2枚ダブっている状況は好ましい。相手が4ターン目にエレンドラ谷の大魔道士をタップアウトして場に出してきたら、こちらも風景の変容を唱え、すべてを護るもの、母聖樹を持ってくる。

桜族の長老への流刑へ道は、対応して生けにえに捧げてはならない。対戦相手の手札に、タルモゴイフのエサになってしまう。

桜族の長老は、梅沢の十手にカウンターを乗せずにブロックできる唯一の手段。相手の場に密林の猿人とタルモゴイフがいても、うかつにチャンプブロックしない。

差し戻しは自らの呪文に対しても唱えうる。深淵の覗き見や、風景の変容に対して。例えば、8つの土地がある状況で、手札には風景の変容は無い。相手のターンエンドに深淵の覗き見を唱えたら、交錯の混乱が。ここで、差し戻しを深淵の覗き見に唱える。しばしば、相手の打ち消し呪文に対する差し戻しは、有益でない。

謎めいた命令はカウンターとして。相手の場に土地が7・8枚あり、母聖樹と共に風景の変容を唱えられたとしても、相手の土地を一つバウンスすれば、瞬殺を回避できる。その時、ヴァラクートか繁殖池を戻せるとラッキー。

課題

頭蓋の摘出系スペルと、エレンドラ谷の大魔道士


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この記事を訳していて、頭蓋の摘出や思考の大出血などのリムーブスペルに光明が見えました。ただ、エレンドラ谷の大魔道士や手札破壊を重視したデッキはZooにパワー負けしそうですし・・・。

なんとエクステンデッドのメタは混沌としているんでしょうか。スタンダードにはないおもしろさですね。

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